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脳内桃色領域。常夏前線停滞中。
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宿敵甘エロ話。ダラダラと長い破廉恥描写有。
宿敵ですが、黒猫パロディです。つまり、猫耳and尻尾の生えた加藤が、ナチュラルに小西に飼われてる設定です。
加藤は『人型に非常に近くて喋る黒猫』とでも見て下さい。麗夢は猫を飼っていない為、彼(猫)の仕草や反応に不自然な所が在ると思います。それはまぁご愛嬌って事で...(黙れ)
加藤のキャラが崩れてても良いなら……どぞ。

※長いです


ゆらりと清正の漆黒の尻尾が揺れる。畳の上に座り、縁側の先の庭をぼんやりと眺めて、彼は主の帰りを待っていた。その軽い猫背な背中は小さくて、寂しげだった。
「行長の馬鹿……」
昨日出る時は泊まりだなんて言ってなかったのに。
寂しくて仕方ない。そもそも本当は行って欲しくなかったのに、すぐ帰るからと言うから見送ったんじゃないか。
下を向いた視線と耳。清正が再び行長の馬鹿と呟いたその時。
ピクリ。耳が跳ね、弾かれた様に振り返った。人間には感知出来ぬ程僅かな足音を聞き取り、清正は入り口に駆け寄った。
嬉しげに満面に笑みを浮かべ、焦れったそうに障子を見上げる。
行長、行長行長!

そこでハタと気付く。
何をしているんだ俺は? 俺は怒ってるんだから、出迎えては駄目だ。
嬉しいのを押し殺し、再び背を向けて座った。
「ただいまぁ」
すぐに間延びした声と共に障子が滑り、睫の長い茶髪の男が顔を出した。背中に気配がし、頭に温かみを感じた。
「御免な……」
怒ったフリをする清正の髪を撫で下ろして行長は言った。
「まさかこんなに遅ぅなるとは思ってなかったんよ」
髪に触れる代わりと言わんばかりに、行長はぎゅっと、強く清正を抱き締めた。
「会いたかった」
もう、だんまりを続ける事なんか出来なかった。
「……遅いわ」
振り向く。ゆるりと優しく、また済まなそうに笑んだ行長が顔を近付けた。
「ただいま」
「………お帰り…」
不機嫌な顔で行長の額に己のそれをこつりと当てた。猫の挨拶。すぐにスッと引く清正の頭を、行長は捕まえた。
「!?」
驚く飼い猫の唇に唇を付ける。軽い音を立てて離した。
「……ッ、何をするんだ貴様!?」
「お帰りのちゅう♪」
「止めろ、離せッ!」
赤い顔を隠す様に俯きながらパッと離れて縁側に駆けてゆく背中に、行長は微笑む。
しばらく毛を逆立ててツンと立っていた尻尾と耳は、普通状態になり、上機嫌になった。床を這う様に左右に踊らせ、先だけ浮かせ。余程行長の帰りが嬉しかったらしい。
ひらりと蝶が入り込んできた。清正が本能的にひょいひょいと蝶に片手を上げて、意外と見た目より攻撃力の強いパンチを繰り出す。
暫くして彼が両手で本格的に臨戦態勢に移った。軽く跳ねては、避ける蝶を捕まえようとする。
清正ちゃん、と行長が呼んだ。ここぞとばかりに蝶は逃げた。
「おーいでッ♪」
行長があぐらをかいた自分の膝をポンポンと叩く。清正は一瞥して、ぷいとそっぽを向いた。
「誰が行くか」
「そぉ言わんと。な?」
「ぅわっ」
軽く歩いてきた行長に腰を掴まれ、強制的にズルズルと引き寄せられる。喚きながらジタバタと暴れる清正。
「捕まえた」
「ふ……巫山──ッ触るな!」
「やっぱ清正ちゃんの髪気持ちええ~♪」
「ゃ、止めろッ! この常春……男……。……ぅ、この……ッ……、………」
髪を弄っていた手を喉に回し撫でてやると、清正は赤い顔で大人しくなった。
「………♪」
そのうち、素直に気持ち良さそうに目を閉じる。耳がたまにピョコリと跳ねて、尻尾はくねくねと揺れる。上機嫌だ。
こてりと体を預けて甘えてくる。預けすぎて、背中が滑り落ち、お姫様だっこの様になった。よほど行長の手が好きなのか、猫とはそういうものなのか、その格好でも構わず目を瞑る黒猫に、行長は微笑んだ。軽く垂れた耳が愛らしい。
ホンマ可愛いなぁ清正ちゃん……。癒やされるわ……。
本人に言ったら怒られるので、心の内で呟いた。
無意識なのだろう、ずるりと行長の袖に清正が頬摺りをした。
「……清正ちゃん、それ、マーキング?」
「!」
ピタリと動きを止め、清正は我に返った様に目を開けて顔を赤くさせた。
「そんな事しなくても、ボクは清正ちゃん専用やで♪」
「な、何を……!」
「嗚呼もう……可愛いなぁ清正ちゃん……ッ!」
ギュッと抱き締める。驚いてピンと立てた尻尾と耳。モゴモゴと何か喋ったが聞き取れなかった。フッと音量を下げ、大きな耳に口を近付けて言う。
「無防備過ぎるよ、君は」
「……―、――ッ!!?」
「え、何? 聞こえへんなぁ♪」
そのまま押し倒す。ぐいぐいと胸板が押し返され、遂に清正が顔を出した。
「ぷはっ……きっ、貴様! 何を!?」
「清正ちゃんもシたいやろ?」
「馬鹿かこの常春男離せ斬るぞ!」
「『斬る』とか、設定無視した発言したアカンよ……」
焦って畳み掛ける様に喚く清正に、行長は呆れ顔で笑いながらツッコむ。清正は睨んだ。
「……君は今、ボクの、ボクの可愛いにゃんこやねんから♪」
「『ボクの』!? 『可愛い』!? しかも二度も言うな──ッあ!」
着物の間に手を入れられ乳首を摘まれて、油断していた清正は声をあげた。行長は楽しそうにキリリと捻る。ぶる、と清正は快感に身体を震わせた。
行長がそのままキスをする。舌を入れ、ねっとりと、濃厚な。
巧い。彼のキスは、恐ろしい程に巧かった。清正は溺れる寸前で踏みとどまり、引き剥がす。
「ッハ…止め……行長ッ」
「感じてるみたいやけど?」
「ほざけッ。誰が──ッッ!!?」
「もうこんなになってる……もう、清正ちゃんは気も何もかも早いなァ」
「黙……ひぁッ」
袴の上からやや乱暴に捕まえられた。かと思えば行長は優しく撫でる。布越しの
緩い刺激が焦らす様で、耐えられない。不満げな瞳で清正は行長を見た。行長は笑う。
「何?」
「別に……」
「耳、垂れてんで。どしたん?」
「ぅ五月蝿い!」
パッと耳と尻尾を立てて、噛み付く様に喚く。しかし胸に滑らされた舌によって、清正のそれらは再び下がってゆくのだった。
「…ッ……ハァ…止めろ……!」
「何で? ココ、もうだいぶ固くなってんで?」
清正のモノの先を、布の上にくるりくるりと円を描く様に指を滑らして撫でる。
意地悪だ。
「…も……触れ……」
「何に?」
「……ソコ……」
「何処?」
「………」
行長は一層笑みを深めて再び何処と訊いた。
「………解るだろ……」
「解んない」
胸を弄っていた指さえ止めて、悪魔は笑う。
「清正ちゃんが言ってくれんと、何処触ったら良いか解んない♪」
「……ッの野郎……」
身体が疼いて仕方ない。行長を睨んでも、疼きが増すばかりだ。清正は観念した。
「……触れよ…………俺の……」
「の?」
「……俺の……チン…コ……に……」
「良いよ♪」
「……──ひぁッ! そんな……いきなり……ッ!」
清正は思わず叫んだ。行長がおもむろに帯を取って袴を一気に下げると、間髪入れずに掴んだからだ。もう片方の手は再び着物の隙間に入れ、胸の固くなった突起を弄る。
「触れって言うたん清正ちゃんやろ?」
「……ぁ…止め……行長ッ」
息はすぐに上がってきた。胸とモノの2カ所から与え続けられる刺激に、身体が熱くなる。
行長は軽くキスをして、清正のモノを見下ろした。
「触って欲しくて堪らんかったんやろ? こんなんなって……」
「……ッ……黙れ、見るなッ」
「恥ずかしい?」
「……ッ!」
わざわざ訊いて、行長はニタリと笑う。清正は赤い顔をより赤らめ、誘っているのか睨んでいるのか判らない睨み方をした。
しかしそうやって意地を張っても、力無く垂れて震える耳や尾は隠せない。
「可愛いなぁもう……そんなに煽らんとって」
「煽ってなんか──ッあ! ッ、ぁ…ん…ッハァ……く…ぁ……」
「清正ちゃんの、色薄くて綺麗で……凄い可愛いわぁ♪」
「ッん……黙、れ……ん……ハッ…離せ……ぁあ…ッ」
清正の身体に薄く汗が滲む。素早く片手で彼のモノを擦り、片手で乳首を攻めながら行長は口付けをした。舌をを入れれば思ったよりも熱い。
その熱が清正が感じている事を教えてくれ、行長は楽しくなった。その上、手の中のもう一匹の清正は濡れだしている。行長は笑う。
「うわっ、やっぱ早いなぁ……もう漏れてる。そんなに欲求不満やったん?」
「…ぅ……五月……蝿…ハッ……ああ……ゃ…あ…ん……ハァ…ッ!」
「我慢、せんでええよ?」
「……我…ま……ッん……なんか……ハァッ……してな…ぁ…ッハ……ん……あ…ゃ、も、止め……ッ!」
「やだ♪」
清正の形だけの講義を切り捨てて、行清は手のスピードを上げる。清正は堪らなず声を上げた。
背中がゾクゾクとしてせり上がってくる快感に、もう清正は耐えられない。
「…ハッ…ゃ……駄目……あ……ぁん…ハァ…ゅ…き長ぁ……も…止め……ハ……ぁ、あぁ…あ──ッ!!」
清正は汗の滲む首を上げ背中を逸らし、ビクビクと身体を震わして絶した。全身から力が抜ける感覚。

早鐘の様な清正の鼓動がまだ少ししか収まっていないのに、行長は清正のソコに指を伸ばした。
「──ッあ!」
イったばかりの彼のソコは柔らかく、まだ生暖かい彼の吐き出した液を潤滑油にした為、すんなりと入った。
「……ハッ……待っ…ゃ……あ…行……な……ッ」
「待たへんよ」
「……ひ…ぁ……んッ……ハッ……ん──ふ、ぁ──ッ」
慣らしながら、唇を交えた。声と息で閉じれない無防備な清正の口に舌を入れ、乾いた中を濡らす。清正は苦しげに眉間に皺を寄せながら、下手な動きで行長の舌に応えた。
離して、次は首を舐め、吸う。そうして行長は赤い痕を幾つも幾つも付けてゆく。指は二本に増やした。
「……ハ……ぁッ…ん……ハァッ…あ……ッ」
清正の髪の張り付いた額から汗が流れた。目をぐっと瞑り吐き出される熱っぽい息と声。彼の声を耐える力は最早風前の灯の様だ。本人以外には我慢しているのか否かも判らない。行長の指がイイ所を擦る度、清正はビクビクと身体と耳とを震わせた。
自分はどうやら感じ易い体質の様だと、清正は改めて思った。3本でソコを弄る指も、絡める舌も、擦れる布さえ、清正のモノを元気にさせた。まるで全身が性感帯みたいだ。
でも、足りない。早く行長のを食べたい。くわえ込みたい。
清正はプライドなんか忘れ、唯欲した。
「…も……良い……ハッ…あん……早く……行長……ん…ッ」
「……!」
行長は一瞬意外そうな顔をして、普段の表情に戻した。しかし少し余裕は無さそうだった。
指を引き抜く。
「……そんな顔で頼まれたら……僕……」
ヒタリと行長のモノの先が清正のソコに当てられる。
「……我慢出来ひんよ……?」
ズッ
「ひ、ぁあ……ッ!」
びくんと背中を浮かせ、清正が喘いだ。快感から幸福から、涙が零れる。その雫さえ熱かった。
最初はゆっくり、すぐに早く、行長は腰を動かした。内壁から直に感じる清正の鼓動。
軽く清正を見て、行長は苦笑した。
「清正ちゃん、顔……犯罪やで」
「……?」
「……エロすぎ……」
「何──ッ、あぁ──ッ!」
清正の不思議そうな瞳に、行長は一際強い腰の突きで返した。清正のツボをぴったり狙ったそれ。堪らなず清正は鳴いた。
「…ひ…ぁ……あ、んッ……ハァッ……あ………行……、が……!」
「……清正……」
勝手に腰が動いてしまう清正。彼は行長に縋る様に腕を伸ばし、行長の首に絡ませた。
身体の芯が熱い。その熱に狂いそうな程だ。膨れ上がってくる快感に、清正は溺れた。
「……ぁ……あん…ッハ……ゃ…ん……ハァ…ッ」
「……ッ…ん……清正……」
嗚呼、行長の声だ。身体を重ねる時しか呼ばないこの声この呼び名が、清正は堪らなく好きだった。
「…ッあ……んぁ……ハァ……行、長ぁ……もっと……ん…呼んで……ハ…ッ」
「…き……ッ正……清正……ッ」
「……行な……が…ぁ…も……ハァ……狂い、そ……ッ」
「狂って、清正……」
腹に付きそうな程勃ち上がった清正のモノの先から出た半透明の液が、彼の肌を濡らす。行長はぐんとスピードを上げた。
「…ぁ…ハッ……ゃ……行長……あぁ……んぁ、ハァッ……ぁ、あ、あぁッ──!!」
「…ハァ……く……ん……よま……さ……あぁ──ッ!!」
2人は達した。清正の耳と尻尾がピンと立ってぶわっと広がり、一瞬で全身の力が抜けてゆく。
自分の奥が熱い液で満たされてゆく事を感じ、快感と幸福感に埋もれながら清正はゆっくりと意識を手放した。


ぱちりと行長は目を開けた。涼しいと思っていたら、一緒に寝ていた猫が居なかった。
「清正ちゃん?」
夜行性だからか、縁側に座って彼は月を見ていた。さわさわと、彼の腰までの黒髪が風に遊ばれている。
清正ちゃん、と布団の上にあぐらをかいて行長は呼んだ。猫が振り向いた。柔らかに笑いかけ、己の膝を叩く。
「おーいで♪」
「……………仕方のない奴だな……」
清正は一瞬の躊躇の後、ぼそぼそとそう言って歩み寄ってきた。意外。甘えたかったのか。
少し赤い顔で、行長の横にちょこんと座った。そっぽを向いている。行長がまた何度か回膝を叩くと、おずおずと横向きに頭を乗せた。
ゆっくり優しく頭の上から腰まで何回か撫で、手を顎にも持っていく。すぐに気持ち良さそうに目を閉じた。たまに動く耳と、くねくねと緩やかに踊る尻尾。
静かだった。
虫さえ寝てしまったのか、聞こえるのは2人の鼓動だけ。
周りが静かで撫でる行長の手が温かくて、清正は猛烈な睡魔に襲われた。フッと行長が優しく笑う。
「寝たいなら寝ぇや、ボクの可愛いにゃんこちゃん♪」
「また…巫山……戯…………」
“行長の”“可愛い”猫は、主の匂いに包まれながら眠りにおちた。
彼の頭に手を乗せ、行長は愛おしそうに眺めた。
彼の額に唇を落とす。

フッと。風が吹いた。

「善い夢を、僕の可愛い清正──」













CIAO!
テスト期間の愚か者・麗夢です♪


今回も例によって世界史と世界史と現社と世界史がヤバいorz
ロシア革命なんて知るかコンチキショー!!!


戯れ言は置いて。
えー……今回は時間がかなり掛かりました;;  いえ、悩んではなかったんですが
、あとがき途中でケータイ取り上げ喰らいましてorz  テスト前に弄り過ぎだと(泣)

兎に角如何でしたか、黒猫パロ……(笑)  グダグダだ(笑えねぇ)
俺が加藤を愛し過ぎてこんな事に……。すみません(苦笑) こんな駄作でも萌えて頂けたら本望ス(笑)
しかし、耳が生えよーが何だろーがする事シちゃうのね、俺は(笑)  1000パー猫関係無ぇ(爆) でもまた書きたいなぁ...


長々と失礼しましたが、お暇させて頂きまふ(●´∀`●)
気ままに気まぐれに気の向くままにまた書きますから、これからも宜しくッス☆+'


   2007.7.4(FRY)
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