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脳内桃色領域。常夏前線停滞中。
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小西君と加藤君がイチャコラする話です(解らない説明!!)

……冗談。
まぁ肥後の甘エロです。破廉恥描写有。

結構前の物なので書いた記憶が無ぇ;;;(←記憶力0)
はい、
取り敢えずスミマセン





「……痛ッ……」
指先に赤い玉が出来た。まただ。この針は余程清正の指先を気に入っているに違いない。そして、この布と糸は嫌いあっているに違いない。
滅茶苦茶に縫い合わされた着物。これでは格好悪い。また失敗してしまった糸を切りながら、次に上手くいかなければこの着物は捨ててしまおうと決めた。


「……い゛ッ……」
また部屋に声が響く。ウンザリした顔で指を見た、その時。
「何してんの?」
「ぅおわッ!?
ヌッと後ろから顔が現れた。ビクリと跳ねて、飛び退く。
「な、何だ貴様か常春男! また勝手に来たのか!?
「カタい事言うてんと、見せてみ? 指、血ィ出てるやん」
行長は清正をそう言って、恋人の左手を引ったくった。
「あーあ。清正ちゃんホンマ不器用やなぁ……。普通に縫うててこんなに刺す人珍しいで」
「五月蝿い! 笑うな! 離せ!」
「素直やないんやから……。ホンマ大丈夫? 痛いやろ?」
「そんなものでは死なない、離──なッ!??
清正は漫画の様に一気に赤くなった。行長が清正の指を舐めたからだ。笑いながら見せびらかす様に、ゆっくりと。真っ赤になって硬直する清正が可笑しくて、行長はもう一度舐めた。
「馬ッ……止めろッ!」
清正がバッと手を離す。くるりと行長に背を向け、気を紛らわす為に裁縫に戻った。行長は楽しげに笑いながら溜め息を付いた。
「素直やないなぁ……折角心配してやってんのに……」
「五月蝿──ッッ!」
吠えながら針を刺したら、また布の向こうの指を突いてしまった。喉の奥で悲鳴をあげる。
行長は衣擦れの音をさせ、素早く恋人を後ろから抱いた。正確には、抱くような格好をして清正の手元を覗いた。清正が顔を真っ赤にして抵抗する寸前、貸してみ、と耳元で囁く。針やら着物やらを取り上た。
「ようここまで下手に縫えるなぁ……。逆に器用やで」
「黙れ、離れろこの常春男ッ!」
暴れる清正を抱いてるにも関わらず、行長は器用にスイスイと穴を縫い合わせた。
「ほら」
「…………す……すまない……」
清正はぼそりとつぶやいた。行長は優しく笑って、
「ええよ」
清正の耳朶をくわえた。
「ひ──ッ!?
「礼はこっちで貰うから
行長は清正を後ろから抱いたまま、片手を清正の胸にするりと入れた。中の突起を摘みながら、無防備な首筋に唇を落とす。
「ゃ……止めろッ!! このッ、離せッ──あッ……ん…ッ!!
「そんな声聞いたら……もう止められへんで」
無駄にゆったりと清正の耳を舐める。一緒にまた蕾を摘まれた。
「覚悟しぃや、清正……」
「──ッッ!!」
ゾクリとした。その指に、舌に、声に。
嗚呼、反則だ。何故こんな時だけ呼び捨てにするんだ。
己の激しい心音が聞こえる。息はあがってきた。
「離せ……ッ……ハ……この常春──んッ!」
無理矢理振り向かされ、キスをされた。差し込まれた舌に集中させる為か、指は止まった。
執拗に絡んでくる舌が凄く卑猥で、清正の脳と身体を刺激した。窒息寸前で離す。
「……ハッ…ハァ……」
「呼び名。行長、やろ?」
酸欠で朦朧とする視界。その中で唯一、硝子の向こうで妖しい光を放った、色素の薄い瞳だけが妙に鮮明に見えた。またゾクリとする。行長は呼ぶ。
「……清正……」
「……ぁ………行長……」
よく出来ました、と言わんばかりに笑うと、さっきより激しく口を付けた。いつの間にか抜いた手で清正の髪をほどき、掻き乱しながら頭を抑えて舌を絡ませる。押し倒しながら角度を変え、ただ激しく。クチャクチャと水音が無音の部屋に響く。
清正は息苦しさと快感に溺れた。されるがままに帯を解かれて、締まった白い肌を晒した。
たっぷり10秒は絡み合い、余韻まで味わう様にゆっくりとようやく離した。しかしまだ絡まっているみたいに舌に熱を感じた。舌だけでない。身体中が熱くて、鼓動と息が五月蝿くて、もうどうにかなりそうだ。
束の間ぼんやりと自分の肌に花弁を散らす行長を見ていた清正は、ハッとして叫んだ。
「な、何をしている貴様ッ! 巫山戯るな離せ止めろ!!!
「清正ちゃん、顔真っ赤。そないに気持ちヨかった? ボクとのちゅう♪」
「そんな事──ぁッ!!
「そんな事有るやろ?」
ココ、こんななってんで、といつの間にか露わにされていた清正の反り返るモノを弾いた。清正は耐えきれずに甘い声をあげた。
「み、……見るな…ハッ……ぅ、んッ…ハァッ…!!
「可愛い声出して……誘ってんの?」
「……ほざけ…ッハ……ぁ……止め…」
行長は清正のモノを掴むと、上下に動かした。好きな人に触れられるだけでイきそうなのに、そんなに刺激を与えられたら堪らない。
なのに、あろう事か行長はもう片方の手と口で胸を刺激した。じわりと先から先走りが漏れる。行長は指先に液体を感じ、舐める舌を止めてニタリと笑った。
「いつも通り早いなぁ……。出すん、ボクが初めてやったもんな~♪」
「ぅ、五……蝿い……ッあ…ハッ……あ!」
イく寸前の清正をしげしげと見ながら、行長は一層笑う。
「何やて? 喘ぎ声でよう聞こえないんやけど?」
「……ハッ……ん…離せ……馬……ぁ…鹿……ッハァ……!」
「何、『離せ』? ……しゃーないなぁ……」
「……………ぇ……?」
清正が思わず声をあげる程に、行長はあっさり退いた。手を離し、ボクは無理矢理は好かんからなぁとわざとらしく溜め息をついた。
清正は取り敢えず上半身を起こし、固まった。手を退けられたモノはイく寸前で、腹に付く様な勢いでそそり立っている。身体は熱いし、息も荒い。
どうしようもなく行長を快感を清正全てが欲していた。物足りなくて、求めたくて求めたくて仕方ないのにプライドが許さなかった。
彼がそんな意地と欲望の狭間でもがいているのを知っている癖に、行長は涼しい顔をした。
「何してるん、僕の顔見ても面白ぉないよ?」
「……行長……」
「何?」
「………」
「ちょ、呼んどいて無視? どしたん?」
行長は意地悪に笑う。そして耳元に顔を寄せ、妖しく囁くのだ。
「言うてみ……清正?」
ぞくり。
嗚呼、反則だ。そうやって貴様はいつも俺を誘惑する。嗚呼、もう。もうどうにでもしてくれ……!
清正は俯いて口を開いた。
「…………行長……が………」
「が?」
「……………………欲しい…………………」
「ボクの、何が?」
嗚呼...!!
キッと真っ赤にした顔を上げる。
「ぜ……全部だッ」
「!」
これには行長も驚いた様だ。しかし彼は一瞬目を見開いて、すぐに元の締まりの無いニヤケ面になった。
「言うやん清正……。僕、そんなん言われたから我慢出来んくなってもーた」
バッと押し倒し、キスをする。
「あげる……僕、全部」
指をゆっくりと入れる。清正はピクリと動いた。若干スピードは早めで抜く。徐々に速さの上がってゆくピストン運動に、清正は声が漏れた。
「……ひ……ぁ…ん…ハァッ……ん……ハッ…!」
「清正……めっちゃ顔エロいで……」
「……だ、黙……あッ…ハァ……ん……ッ!」
指が一気に3本に増やされる。行長は集中的に前立腺を攻めた。清正は必死に手で声を抑える。行長はその両手を片手で掴んだ。
「折角可愛い顔してんねんから、もっと見せて」
「…ハァ……ぁあ……あ…!」
返事も出来ない。
唐突に行長が指を引き抜いた。天を指す己の欲望を取り出し、ヒクヒクするソコに当てがう。
「……ぁあ──ッ!!
目で確認し、突き上げた。よく慣らしている為、スピードはさほど抑えなくて済む。清正は大きく跳ねて、プライドを捨てて鳴いた。
「……ぁ……あんッ…ハ……ゅ……ハッ…き長……く…!」
「……ッ……清正…!」
清正は行長の背に手を回した。唇を重ねて舌を絡める。
「こーゆー時だけは素直で可愛いなぁ……腰、動いてんで」
「……ハ……だ……黙れ…ッあ……!」
「……ッ……すご……めっちゃ締め付けてくる……。ほんま早いなぁ……」
「貴…様……だって…ハ……限か──ッん……ぁ、あ……んぁ……ハァッ……ぁ
、あぁあぁ───!!!
「あぁ───ッ!!!
加藤は身体を浮かせて達した。全身を電撃が走り、体中から力が抜けてゆく感覚。
「ゆ……なが……」
無意識に近い中、行長の頬に清正は手を滑らせた。行長は微笑み、軽くキスをした。


また意識を失ってしまった様だ。気が付くと、勝手に敷かれた布団の上に、着替えて寝かされていた。起き上がると、畳まれた着物が目に入った。行長が穴を繕ったものだ。
手に取るが、一見何処も破れていなかった様だ。何となく顔をうずめてみる。
暫くそうしていた清正は、おもむろに置いてあった裁縫箱からハサミを取り出し、自分の着物の布に当てた。
「……こっ……これは………素振りをしていて……木に引っかかった……そう…………引っかかったんだ……」
ブツブツと呟いて、ほんの僅かに刃を入れた。穴が開いた裾を赤い顔で見る。舐められた指をちょっとくわえながら、また明日再び裁縫をして怪我をしようと決めた。


   <2008/5/27(TUE)
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