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脳内桃色領域。常夏前線停滞中。
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今更感漂うバレンタインネタ。
パソが弄れませんでした。御免なさいorz
破廉恥宿敵モノ。学パロです。

2月初頭。
街は赤や桃色に染まる。店頭に並ぶ多種多様な箱。可愛らしいアイドルが泡立て器を持ったポスター。
清正はその隣に並ぶ商品を遠目に眺めていた。
「………」
女子高生の一団がやってきて、一箱取っていった。
「………ふん」
くだらなさそうに清正は踵を返し、エナメルバッグを持ち直して歩き出した。





2月某日。
授業も終わり、廊下を歩く。行長のクラスを流し目で見たが、そのまま階段へ向かう。
今年の贈り物はギリギリ二桁だった。お返しも返事も全くしない為だろう。
しないと言うより、出来ないのだが。清正は返す術を持たないのだ。どうすればいいのか分からない。ただ困るだけだ。
疲れた顔で靴箱から乱暴に靴を出す。靴箱に入れるようなレトロな女子はもう居ないと読んでいたのに、可愛らしい包みが入っていた。カードが貼り付けられているが、清正は読みもしないで鞄に突っ込んだ。もう閉まらない鞄は無視して歩き出す。 背後に足音を聞いた。それは近付いてきて、横に着いた。
「清ーよ正ーさちゃんッ♪」
「……何だ、貴様か」
「酷いなぁ……って…うわ、嫌みやなー。鞄閉まってないやんか」
「………そういう貴様も専用の鞄を持っているじゃないか」
「んー? でも僕20個位やで? てか何やのその不機嫌な顔…」
「数も分からない量を貰っているんじゃないか……。不機嫌なのは貴様の所為だ」
「嘘ぉ!? ボク今登場したばっかやで!?」
知るか、と清正はそっぽを向く。
だが直ぐに清正が怪訝な顔をした。
「……おい」
「ん?」
「貴様……今の交差点は左だろう」
「違うよ、今日は清正ちゃん家行くから」
「はぁ!? なッ……勝手に決めるな!!」
「だって清正ちゃん一人暮らしやし、二人きりになれるやん?」
「……!! なりたくもないわ!」
「ボクはなりたいから」
ふっと笑う行長に声が出なくなる。熱い顔や苦しい胸に気付かないフリをして、清正は馬鹿めと呟いた。


「お邪魔しまーす」
「本当に邪魔だな」
「何でこんなに不機嫌なんこの子……」
マンションの扉を開けて入り込む。清正が先に廊下を歩き出し──固まった。
「……? どうしたん?」
「小西、ちょっと外に出ていろ」
「は?」
「良いから出ていろと言っているんだ!」
「ちょ……わっ、わっ、痛たッ! 分かった、分かったから押さんとって!」
駆け足に戻る行長。清正は扉の閉まる音を聞くや否や、キッチンに飛び込んだ。
猛烈に散らかっている。
大急ぎで掃除にかかった。見られては困るのだ。
そうしてふきんを手に取った清正の背後で声が上がった。
「これ全部失敗? 凄い量やなぁ…」
「……なッ……」
振り向けば行長がボウルの1つを覗き込んでいた。チョコレートクリームの筈が、何故かザラついた粒々が混じってしまったものだ。
「貴様…見るな!!」
行長は無視して隣に転がっていた箱を手に取った。
「『初めてでも簡単! 手作りチョコケーキキット』?」
「ッ……で、出てろと言っただろうがッ!!」
箱を慌てて取り上げようとしたが、行長が高々と上げたので届かない。悔しげに睨んだ清正に行長はニヤリと笑った。
「へぇ…清正ちゃんボクに手作りケーキくれようとしてたんかぁ。だから見られたくなかったんやね」
「…ッち、違う違う違う! 誰が貴様なんかに!」
「しかも3箱あるし。失敗する度買いに行ったん? 君の事やからバレバレの変装とかして買いに行ったんやろなぁ」
「なッ…!!」
図星を突かれた清正は反論出来ず絶叫した。
「ぅ、う五月蝿い五月蝿い五月蝿い!! 違うと言っているだろう!」
「違うんなら何でそんなに必死なん?」
「~~~!!! きッ……貴様など出てゆけっ──…!??」
叫んだ清正を、行長は抱き締めた。
「…有難う…」
ぽかんと突っ立ったいた清正。そう耳元で囁かれて、今更の様に心臓が跳ねた。
「嬉しい。今日貰った何よりも」
「な……俺は何もやってなんかいない……!」
「んーん。気持ちの問題」
「……!!」
ぎゅっと力を加えた行長の体温。それを感じた清正はどうする事も出来なくなって、ただ跳ね回る鼓動の音を聞くだけだった。
「ば…馬鹿な事を言ってないで離せ! この常春男!」
思い出した様に抵抗する清正を、スッと離した。じっと見詰める。
キスを悟ってドキドキしている清正が可愛くて、真剣な眼差しを続けた。
案の定、何をされる訳でも無く見詰められるだけの状況に動揺する清正。視線を逸らして呟いた。
「…な…何で見るんだ……」
「駄目なん?」
「……駄目…だ…ッ!」
「じゃあどうしたいん?」
「……!!? な……そんな……別に……」
「どんどん顔が赤くなってくるけど?」
「…き、貴様がくっついてくるから暑いんだ!」
「ふぅん…?」
す、と清正の胸を撫でた。
「えらく暑いんやねぇ…? 胸バクバク言ってんで」
「な…!? ふ、触れるな……ッ! 早くその近い馬鹿面を離せッ!」
「…また鼓動速くなった。ボク何もしてないんやけど?」
「……ッ!」
「何を期待してるん? 言うてみ」
「期待なんか……」
「じゃあずっとこのままやで?」
「……ッ…」
「何、どうしたいん?」
高鳴る心臓。疼く体の奥。
淡い黄緑色の瞳に見詰められ、焦らされた清正は耐れなくなった。
「…………き………す……」
清正が俯いたまま呟くと行長はクスリと笑った。
「素直で良いコやね…♪」
そう言ってやっと付けられた唇。行長は清正の柔らかなそれを優しく舐めた。清正はぴくりと反応したが、珍しく甘んじた。 行長は無遠慮に清正の口内を侵してゆく。
「……ん…ッふ……ハァ……」
漏れる甘い吐息と声が、暗くなり始めた台所に細く響く。
行長は清正の足の間に足を入れ、彼の中心を軽く擦ってやった。
ボタンを外して前を開けてやってTシャツを上げ、寒さに縮まった突起を摘まんだ。苦しそうな清正の舌をやっと解放して今度は首を吸う。
「……ッハ…止め……其処まで頼んでな……ッあ!」
「だって何処にキスしろって指定なかったし」
妖しく笑った行長に清正はアタフタと言葉を繋ぐ。
「……む、胸は何も言っ……ッ、止めろ!」
「嘘吐きやねぇ」
ぎゅ、と蕾を強く引っ張った。
「ッあ!?」
「嬉しい癖に」
「……!!」
行長は清正のズボンと下着を一気に下ろした。芯を持った雄が露わになる。
行長は清正を調理台に押し付け、バランスを崩して座らせた。ヒヤリとした金属に清正は体を強ばらせた。
半勃ちのソレの先を軽く弾いて、行長の唇は弧を描いた。
「ほら、喜んでるやん」
「…五……五月蝿い!」
クスリと笑って指を滑らせ始める。一瞬肩を竦ませた清正に再び口付けた。
片手で弄り、片手で清正の髪を解いて乱した。さらさらと白い肌に落ちる黒い流線と熱を持った表情が艶っぽい。
耳をくわえれば、手の中の清正が可笑しい位に固くなってゆく。
「……ッハ……ん…待て……ッ」
「そないに可愛い声で待て 言われてもなァ……。……ぁ、そうや」
「は……!?」
そう言って行長はさっきのボウルを持ち出した。中身をたっぷりと取って清正の雄に塗り付ける。その上で手を上下させた。
「…ぁ…ハァ……やッ、駄目……だ、小西ぃ!」
ねっとりと包み込まれるだけでも背筋が逆立つのに、混じる粒が更に清正を煽る。
「……ぁ…ハッ……反、則……ぁ、あぁ…ん……ハァ…ッ」
「気持ち良ぇ?」
「…ッく……ハ……五月…蝿い……ッ」
「さてと、じゃ清正ちゃんからのプレゼント食べよかな」
「…は? ──…ッ!」
行長は中途半端に引っかかっていた清正のズボンから片足を抜いて台に乗せた。
彼の指に残っていたクリームが清正の滑らかな腿に着いて、より一層扇状的な画になる。
行長はわざとらしいうっとりした声で言った。
「可愛いで清正ちゃん。此処、こないに丸見せにして。トロトロやねぇ」
「…だ…黙っ……!!」
からかわれた清正はギッと涙目で睨んだが、蒸気した顔では逆効果だった。行長は可笑しそうに笑い、ペロリと舌を出した。
「頂きます♪」
「──あぁッ!!」
ビクリと大きく跳ねた清正。甘い声を必死に抑えるが追い付かない。
「……ん…んぁ……ッハ……駄…小西……ぁッ」
くらいつき、ゆっくりと吸い上げていった。そして口から出し、先を少し摘んで何度も舐め上げた。
「…んッ……ハァ…小、西……ッ! …止め…ろ………ぁ、く……ッ!」
行長は無視して味わう。
「美味しいよコレ? 砂糖を混ぜきらへんかったんかな…」
「……ゃ…ッ……その状態で……喋るなッ…ハァ……ハッあ…ん、く……ッ」
ゆっくり筋に沿って舌を滑らせながら袋をやわやわと揉む。
「……ぁ……ッく…ハッ、小西……駄目……ッ」
「行長、やろ? 清正──…」
「──ッ!!!」
「ん? 甘い中に苦いのが混じりだしたで」
「……ッハァ……言う、な……馬ッ…ぁ、あッ……ハァッ…やぁ……ッん!」
「こっちも欲しいんやろ?」
そう言って行長はチョコクリームモドキを指にとって双丘の間に擦り付けた。そのまま軽く入れてみる。清正はビクリと跳ねた。
「あぁッ! ッも……止め……ハァッ…行長ッ……あん……ハッ…んッ…く、んん…ッ」
潤滑油を追加して今度は深く挿れる。中を掻き回した。
グチャグチャと響く卑猥な音。清正の矯声が弾ける。
「…ゅ…長ッ……も……俺………ハッ…ハァあ……んッ!」
「良えよ、イき」
行長は強く激しく擦り上げた。
「ゃ……やぁ……ハァんッ……ん…くぅッ…ハ……ぁ、ああん…ぁあ──ッ!!!」
清正は仰け反って達した。白濁で己の腹や行長の頬を盛大に汚した。指に残ったクリームを、掛かった液体ごと舐める。
「いたく気に入ったねぇコレ。えらく敏感やんか」
「…ッハ……ぅ……五月蝿いッ……」
「敏感な事に否定はしないんや?」
「……ッ…!! 五月蝿いと言って…──ッ!!」
清正は荒い息で恋人を睨み付けた。行長は突っ込んだままの指をいきなり引き抜き黙らせた。
少しぐったりしている清正を台から担ぎ下ろし、其処に手をつかせた。お尻を突き出す格好にされ、清正は暴れる。
「な……何だこの格好は……ッ!」
「ほら、上半身乗せて」
「ぇ、ッ……ぁッ!? ハッ…待っ……!」
行長は前触れ無しに2本の指を入れた。
「待ってなんか欲しくない癖に」
「だ……れがッ……あッハァ…ん、くぅ……」
「感じてるやん。こんなに吸い付いて」
「……ハァ…やッ……感じてなんか…な……んッ、く……」
「ふぅん? ナカは凄い熱いで?」
行長は清正の首を舐め、耳元で囁く様に言う。
「ホラ、聞いてみ。グチャグチャ言う音がよう響いてる」
「……ッく……ハァ…だ…黙っ……」
「こんなトコ掘られて 女のコみたいな声上げて」
「…ッハ……や…もう……黙れ……ッ」
行長は清正の耳に舌を這わせた。
「ボクの指に犯されて、気持ち良えんやろ……?」
「……ッ!! …もう分かった、分かったから……ッ!」
「──なぁ──感じてるんやろ…?」
行長は鬼畜な笑みを浮かべた。清正が無意識に台に擦り付けている雄に触れる。
「此処、もう濡れてんで」
「……!!」
「嘘吐きは、何も貰われへんよ?」
行長は指を引き抜いた。物欲しそうに口がヒクヒクしている。
分かってるだろうと眼で訴えてきたが解らないフリを続ける。もう清正が限界なのは目に見えていた。行長は瞳の妖しい光を一層濃くした。
「なぁに?」
「………。…………じ…てる…」
「ん?」
呟いた清正は再度訊かれて、プライドをかなぐり捨てて絶叫した。
「……ッ感じてる……! 感じてるから、早くッ……早く下さい……!!」
「大変よく出来ました♪」
「──ぁあぁッ!!」
熱く大きくなった行長の欲望で突き上げられ、清正は甲高く鳴いた。
「…ゅ……長ぁ……あッ…ハァ……く、ぁ……ッ、んん……ハァッ」
「…ちょ…犯罪やわ……」
行長も余裕の無い声で呟いた。
「可愛すぎる……!」
彼は清正の弱い所を何度も擦り上げた。清正は穿たれる度跳ねる。
「……ぁ…ハァッ……あん……ハッ……やぁッ…行……んん」
「…ハァ……ん…く……ッ……大好きやで、清正……」
「……ッ!! …んッ……ぁ…ハァ……ぉ……れもッ…ぁあ……ッ」
「……ッ……何て締め付けしてんの……すぐ持ってかれそうやわ…」
清正はもう足に回す力なんて無かった。金属の調理台に完全に体重を預けている。
「……あッ…ハァッ……ふ、んッ…んぁ……あんッ…ハッ……く…ッ!」
彼はもう与えられる刺激に壊れてしまいそうだった。涎が唇から垂れてぽたぽたと落ちる。
「…ぁッ……んぁ……ッハァ…も……ハッ…俺……イ……!」
「…ッハァ……僕も……ちょっとヤバい、かな……ッ」
行長はピストン運動のスピードをぐっと上げた。調理台の軋む音なんて気にもな
らなかった。
「……ぁッ…あぁ……んッくぅ……ハァ…ぁ……行、長ぁ……」
「……清正…ん……くッ……ッハ…」
「……呼んで…もっとぉ……ハァ…ぁッ…あッ……んぁッ!」

「…ッ正…清正…清正ッ! ハッ…ッ、く…ん──ッ!!」
「…行長ッ…ぁ…ハッ……あんッ…ふ、んぁ……ハァ…あ……行…ぁああ──!!

清正は自分の奥に熱いものが溢れるのを感じながら、突き抜ける快感に、仰け反って悲鳴に近い矯声を上げた。そして霞む視界を見るともなく見ながら、ゆっくりと行長の自身が抜かれるのを感じた。






「なぁ」
後片付けを済まし、ソファに並んで座って一息。行長は口を開いた。清正は目だけを向けた。
「どうした?」
「何かあったん?」
「はあ?」
「だってずっと不機嫌やったし、かと思えば妙に素直やったし……手作りチョコケーキくれようとしてたみたいやし」
「…!」
清正は何故か顔を一気に染め上げた。ぷいとそっぽを向く。
「………別に…」
「えー? 絶対何かあるやん その反応~」
「わっ、乗りかかってくるな!」
「なぁ 清正ちゃーん?」
「………」
清正は小さな小さな声で呟いた。
「…………お前が………女子にチョコ貰ってるから……。その女子は凝った奴やるし…」
「…? まぁ、なぁ…?」
意図が掴めず小首を傾げた行長は眼で先を促した。
「…………」
清正は躊躇していたが、注がれ続ける視線に何かが切れた。
「……───ッ月蝿い……お前に対する気持ちで他人に負けたくなかったんだッ! なのに案の定失敗してしまって悔しかったんだッ! 悪いかッッ!!!」
一気にまくし立てて、清正は肩を怒らせたまま顔を伏せた。耳まで赤い。
行長は驚いた顔をしていたが、そのうち笑顔に戻った。
「……可愛いなぁ…。そないにボクの事好いてくれてるんー?」
「五月蝿い…」
「キミの気持ちなんか もうとっくに分かってんのに…」
「五月蝿いと言っている…!」
「清正ちゃんはホンマに可愛いねんから♪」
「……ッ貴様…殺されたいか……!」
「顔。真っ赤やで?」
「~~ッ!!! ッ黙れこの常春男! 貴様なぞもう出て行け! 今、すぐにだ!!!!」
「ホンマに出てって良いん?」
「!!!」
行長の若干低い声に、とっさに押し黙ってしまった素直で可愛い恋人。行長は笑って口付けた。
「清正の気持ちは十分貰ぅたよ…」
























こんにちわっ☆
バレンタインが実力テストで教師を呪っている麗夢です。


さて肥後宿敵の学パロだよやっちゃったよ(笑)
2人は学ランかブレザーか迷って結局どっちとも描かれてません。だって行長はブレザーのが似合うけど、清正は絶対学ランじゃん(知るか)
因みに俺はブレザー派←
ブレザーのが萌www
つか白カッター萌☆+'。
でも学ランも捨てがたい……(;-"-)←黙れ変態


因みに題名は『チョコレートクリームモドキ』の英訳..


取り敢えず久々の破廉恥SSが物凄い楽しかった変態でしたwww


   2008.2.14(SAT)

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