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脳内桃色領域。常夏前線停滞中。
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"Novels World"管理人の紫焔様から頂きました、相互記念です。
なんと紫焔様宅の宿敵(と大谷さん)のSS頂いてしまいました! 有難う御座います!
子飼い時代ですねっ。少年期の長浜ーズ可愛いハァハァ(殴)

紫焔様は趣味のほかに、近所住まいだったり年近かったり現在同時に風邪ひいて熱出したり、色々と運命感じちゃう(キモ)方です(笑)

「……何で此処におるん?」

「……お前こそ」

出会った二人は睨み合い、暫くしてから部屋の主に何処から取り出したのかハリセンで頭をひっぱたかれた。



 喧嘩の仲裁



「いい加減に喧嘩するのは止めなさい」

にらみ合った二人は、小西行長と加藤清正。止めたのは二人の兄分の大谷吉継。

よく喧嘩する二人は、よく吉継や、同じく兄分の片桐且元に説教されている。

「「せやかて(だって)こいつが」」

「だまらっしゃい」

こういう時だけは息が合うのだからと、もう一発ずつ二人の頭をハリセンではたいた吉継は密かにため息をつく。

喧嘩の内容は何時も通り取り止めの無いもの。しかし、本人達にしてみれば何時も何時も重要な事である。

「もう少し仲良く出来ない?」

「「無理」」

「……さようですか……」

即答される吉継。もうこうなっては呆れるしかない。

「(とは言っても……これはこれで仲が良いんだけど)」

何回も何回も二人の喧嘩を仲裁してきた吉継は知っている。喧嘩しているとはいえ、これが二人の友情を示し方だから。

本人達は仲が悪いから喧嘩すると言うが、吉継から見れば、仲が良いから喧嘩しているとしか見えない。

「(ほんと、喧嘩するほど仲が良いって奴だよね)」

そう思えているからこそ、二人の喧嘩にはあまり怒りはしないのだが。

仲裁相手目の前で、まだ口喧嘩をしている二人を吉継は微笑ましく見守っている事にした。
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