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脳内桃色領域。常夏前線停滞中。
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突発グダグダ短編島津。
何が書きたかったのか分からないまま終わりました。すみません!







散歩をしよう、そう言って、義弘は義久の腕を掴んだ。



ゆっくりと土手を歩いてゆく。頬に当たる弱い風が冷たくて、義久はマフラーに顔を埋める。

義弘が白い塊を吐いた。
「…はぁ」
「何だその溜め息は。深夜に連れ出しておいてつまらんと言うんか」
少しむっとして、義久は義弘を睨んだ。
「違かよ、月が残念なんじゃ」
「月ィ?」
なるほど義弘は空を見上げていた。義久も振り仰ぐ。
「確かに雲が多いが、綺麗じゃねぇか。満月だな」
「いや、満月は昨日じゃ」
「へぇ」
確かに言われてみれば少し端が欠けているかも知れない。
「満月じゃなくとも十分綺麗だけどな」
「いや、綺麗とか綺麗じゃないとかで溜め息吐いたんじゃなかよ。昨日の満月は、今年最後の満月じゃったんじゃ」
「ふぅん」
義久は興味無さげに煙草を咥え、銀のライターで火を付けた。
「兄者は分かっとらんよ」
「何?」
「俺は、兄者と最後の満月見たかったんじゃ」
「何時もは見てねぇじゃねぇか」
「そうじゃけど……」
義久は義弘のしゅんとした顔を暫く見つめて、
「くだらん」
と吐き捨てた。どころか、紫煙を揺らしながら踵を返し歩き出した。
「あ、兄「馬ぁー鹿」
義久は歩みを止めた。

「来年も再来年も2人で見りゃあ良いだろが」

「!」
「妙な事で俺を連れ回すなッ」
そう言ってまた歩き出した義久の耳が、暗い月明かりの中でも明確に分かる程真っ赤になっているのを、義弘は見た。

「兄ーに者っ!」
小走りで追い付いて。ぎゅっと抱き締めた。
「てめっ…外だぞっ」
「構わん」
「俺が構うわ!」
義久の抵抗なんか痛くも痒くもなくて、義弘は腕に力を込めた。
「また明日も散歩せん? 夜のデートじゃなっ」
「………時間があればな」
ぼそりと呟いた恋人に、義弘は口元を綻ばせ、頬に唇を寄せた。



















ハイハイ突発的ー。
何コレ状態。上手くデレれてねぇし。すみませんっした!

次の満月は元旦なので、昨日(12/2)は2009年最後の満月だったらしい。それだけの無意味なSS。


何かもう喋れば喋る程恥ずかしいんでもうそろそろ後書き止めにします←


失礼しました!


2009.12.3(THU)
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