脳内桃色領域。常夏前線停滞中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
特に意味の無い突発的な宿敵SS。現パロです。
第2作者は地味に花言葉が好きなんだよーってだけの落書きです。
第2作者は地味に花言葉が好きなんだよーってだけの落書きです。
「行長?」
コンビニ袋がカサリと鳴る。清正は、道端で立ち止まった恋人を返り見た。
彼はじっと地面を見ていた。
軽く歩み寄って、行長の顔を覗いた。
「どうした?」
「いや、スイートピーが咲いてるなぁと思って」
「スイートピー?」
行長の視線を追うと、成る程、確かに花達がアスファルトを避けるように咲いているのが見付かった。僅かに覗く土に根を張っているらしい。
クローバーの葉と花が沢山ある中、その中に一輪だけすらりと伸びる白い花があった。
へぇ、これがスイートピーという花か。興味が全く無い為、名前と姿が一致しなかった。
大体、スイートピーに白があるという事自体知らなかったのだ。
「よく分かったな」
感心した様に清正が呟くと、行長はしゃがんでその花を摘んだ。
指の中で軽く踊らせて清正に手渡した。
「"私に触れないで"」
「え?」
「スイートピーの花言葉」
「花言葉も知っているのか。意外と女々しい趣味を持っているのだな貴様」
「好きな奴だけ知ってんねん。本によってだいぶ違ゃうけど」
行長は花から清正に視線を移して笑った。
「だって、あんまあらへんやろ? 花言葉で"触れないで"なんて」
「無いのか」
清正はオーソドックスな花言葉なんて知らない。
「無いよ。私を愛してーとか、永遠の愛ーとか、そんなんは多いけど」
花やからね、と言った行長を傍目に、清正はスイートピーを見てみた。
「"私に触れないで"……か。何だか高慢な奴だな」
「僕はそうは思わんかった」
行長は静かに否定した。
「怯えてるんかな、と思った」
「怯えてる?」
「うん。自分に近付く人が、怖い。傷付けた時が、失った時が、怖い。だから近付くなって、そう言ってるんやと思たよ」
「傷付けるも何も無いだろうに。単なる草だ」
そう清正が言うと、キミって女の子にモテへんタイプやなと行長はからかった。
「…スイートピーは有毒なんを知っとる?」
「毒があるのか? それは知らなかった」
「そんなに強ないんやけどね」
「ほう…」
「だから、近付きすぎて好きな人を傷付けたくないから、"触れないで"なんやないかなぁ」
そして数秒黙って、
「でも、近付いて二度と離れない物好きがいたなら、怖くないよな?」
清正を見詰めた。
清正はふいと顔を背けた。
「……言い方が周りくどいんだよ」
「…──ずっと一緒に居てな、……清正」
「…今更だろ、馬鹿」
清正は頬を赤らめて行長を睨んだ。
行長は珍しく素直な清正に頬が綻んだ。清正は照れ隠しの三白眼を叩きつけたが、行長は慣れている為ちっともこたえない。清正にまた花を渡した。
「清正ちゃん、はい」
「えっと……クローバーの花?」
「普通は白詰草って呼ぶねんで。ついでに花言葉は、"約束"」
「……何で今日は妙にキザなんだ」
「キザかなぁ? そんな事無い無い」
笑いながら、行長はもう行こうかと促した。
ふっと触れてきた手を、今日は不思議と素直に握り返す事が出来た。
約束だよ、
触れたらもう
離れないで
うわーい
くさーいくさーいくさーいwww
いや何かよく分からなくなってきた。もうくさいのかくさくないのかもよく分からなくなってきた(錯乱)。
流石は突発的深夜テンソン。いや早朝か(AM4:49)
書き出したのは3時半あたりだった気がする。覚えてない。
多分、戦国の肥後宿敵の悲恋さに耐えれなくなったんだと思う(´・ω・`)
ずっと一緒に、が叶わない肥後宿敵。あああ戦国切ねぇぜ畜生。
せめて現パロではイチャイチャさせてあげたい今日この頃。俺は甘甘のがシリアスより好きなんだぜ!
しかし花言葉は楽しいスなぁ。有名どころは向日葵("貴方だけを見ている")や赤薔薇("情熱的な愛")か?
あ、俺の記憶で喋ってるんで間違えてても知りませんよ←
花的には紫陽花("辛抱強い愛")や金木犀("謙遜"・"陶酔")、彼岸花("想うのは貴方ひとり")が好き。タンポポ("真心の愛")も大好き。雑草って言うな。
花言葉的には姫金魚草("私の恋を知って下さい")が可愛くて素敵。花の名前も可愛い。白カーネーションの"私の愛は生きている"は言葉が何か良いなぁ。愛は生きている。
しかし花言葉って愛だの恋だのとやかましいね。やっぱりスイートピーや白詰草が異質で好き。うん。
因みに、「赤いスイートピー」が発表された時は赤いスイートピーって無かったんだって。後々に品種改良されて出来たんだとか。トリビアトリビア。
花言葉はまたネタにするかも。
もっと勉強したいと望む、麗夢でした。では。
2009.11.28(SAT)
PR
この記事にコメントする